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タイムブロッキング入門 — 予定表に「終わり」を先に書く
ToDoリストが今日も終わらないのは、やる気ではなくリストという形式の問題です。やることを時間の枠ごとカレンダーに置いてしまうタイムブロッキングの始め方と、崩れたときの立て直し方をまとめます。
ToDoリストには今日やることが並んでいる。なのに夜になると、半分も終わっていない。これはやる気の問題ではなく、リストという形式そのものの弱点です。ToDoリストは「何をやるか」を決めますが、「いつやるか」と「いつ終えるか」を決めてくれません。
タイムブロッキングは、この抜けを埋める方法です。やることをリストに並べる代わりに、カレンダーの上に時間ごと置いてしまいます。「9:00〜10:30 英語」と書いた時点で、開始も終了も決まります。
終わりを先に置く
タイムブロッキングの本質は、開始時刻ではなく終了時刻を先に決めることにあります。人の作業は与えられた時間いっぱいまで膨らむ性質があり(パーキンソンの法則)、終わりを決めないと同じ作業がいくらでも伸びます。「10:30に終わる」と先に決めるから、その中で終わらせる工夫が生まれます。
1日の組み方
01
動かせない予定を先に置く
会議、授業、通勤、食事。自分の裁量で動かせないものを最初に埋めます。残った空白が、今日あなたが自由に使える時間の全量です。ここで「思ったより少ない」と気づくことにも意味があります。
02
集中力が高い時間帯に、重い作業を置く
多くの人は起床から3〜4時間が最も頭が働きます。その枠に、いちばん頭を使う作業を1つだけ置いてください。この枠を雑務で埋めてしまうのが、いちばんもったいない使い方です。
03
1ブロックは60〜90分にする
短すぎると準備で終わり、長すぎると集中がもちません。60〜90分を1単位にして、ブロックの間に10〜15分の余白を挟みます。この余白が、後述する遅れの吸収に効きます。
04
雑務はまとめて1ブロックに
メール返信、事務手続き、買い物リスト。細かい用事は1つずつ入れず、「16:00〜16:45 雑務」とまとめます。切り替えのたびに集中は削られるので、まとめるだけで実質の作業時間が増えます。
05
1日の最後に5分の振り返りを置く
計画どおりに進んだか、どこでずれたかを見ます。ずれた原因が「見積もりが甘かった」なら、明日は同じ作業に1.5倍の時間を取ります。この調整を数日繰り返すと、計画の精度が実用レベルになります。
例:平日夜に副業をする人の1日
9:00〜18:00
本業(動かせない予定)
19:30〜21:00
副業:ポートフォリオのトップページを作る ← いちばん重い作業
21:00〜21:15
余白(遅れの吸収・休憩)
21:15〜21:45
雑務まとめ(メール返信・案件探し)
21:45〜21:50
振り返り:計画とのずれを確認して明日の枠を決める
崩れたときの立て直し方
計画どおりに進む日はまずありません。大事なのは、崩れることを前提に立て直し方を決めておくことです。
遅れは後ろにずらさず、余白で吸収する:後ろに全部ずらすと、最後のブロックが押し出されて1日が破綻します。余白を潰して元の時刻に戻します
入りきらなかったものは翌日に送る:今日中に無理やり詰めない。送ったこと自体が「見積もりが甘かった」という情報です
1日崩れても計画を捨てない:翌日また同じ形で組み直せば十分です。数日単位で見れば、ほとんどの人は計画がある日のほうが進んでいます
予定の8割で組む:空き時間を100%埋めると、1つの遅れで全部が崩れます。最初から2割空けておくと、現実の割り込みに耐えられます
ToDoリストと併用する
タイムブロッキングはToDoリストの置き換えではなく、その先の工程だと考えるとうまくいきます。まずやることを1〜2時間で終わる大きさに分け(この分け方は「目標の細分化のやり方」で解説しています)、それを時間の枠に置く。リストは在庫、ブロックは出荷予定です。
TimeFlow のプラン画面は、この置く作業のためにあります。登録済みのタスクを時間帯にドラッグして並べ、その時刻になったらブロックからそのままタイマーを開始できます。計画した時間と、実際にかかった時間の両方が残るので、振り返りのときに「見積もりが何割ずれたか」がそのまま見えます。
最終更新:2026年7月23日
読んだ内容を、今日のうちに。
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